
「住友不動産ハウジング」発足。 「再会」した同期工事長が語る 新築そっくりさんと注文住宅の仕事。
2025年4月1日に誕生した住友不動産ハウジング。これまで住友不動産の別の事業本部だった「新築そっくりさん事業」と「注文住宅事業」が融合し、家づくりのエキスパートが集まる新しい会社となりました。
ここでは、同期入社で施工現場をまとめる工事長ふたりが仕事について語り合います。
新築そっくりさんと注文住宅それぞれの現場で経験を積み、住友不動産ハウジングで知見を共有する今だからこそ話せる仕事の魅力とは。
Profileプロフィール


松尾 勇右太
2007年入社 新築そっくりさん(戸建て)
2007年入社
新築そっくりさん(戸建て)
建築学科卒
戸建新築そっくりさんの工事長。担当社員の割り振り、棟梁・協力会社の手配、施工可能なプラン内容かどうかの判断などをする。学生時代は卒業ギリギリまで就職か進学か迷っていたが、当社の注文住宅の都市的なデザインに感動し入社を決意。


樋口 大志
2007年入社 注文住宅
注文住宅
建築学科卒
注文住宅の工事長。担当社員や業者の割り振り、メンバーの担当現場の進捗確認やトラブル対応、お客様と営業担当の打合せに同席などをする。学生時代からものづくりを仕事にしたいと思い、建築業界大手の住友不動産を目指した。松尾さんとは2007年新卒入社の同期で、一緒の寮で暮らしていた時期もある。


Q1今、どのような業務をされていますか?
新築そっくりさんと注文住宅。
それぞれの
「家づくり」の
現場をまとめています。
樋口
私は東京の「城南」と言われている大田区、品川、目黒、港区エリアの新築住宅の工事長(工事責任者)をしています。
入社後から7年半は東京で注文住宅の施工管理を担当しました。その後北海道へ転勤になり、同じく7年半ぐらい施工管理を担当したあと、また東京に戻ってきて1年半。通算17年ぐらい施工管理を担当してきました。
業務は多岐にわたります。受注前には家を建てる現地の調査。工事開始後には毎週行うミーティングでメンバーと現場のスケジュール進捗等を確認。その上で施工管理担当と業者の割り振りや現場で発生する問題解決など、無事にお客様にお引き渡しができるように対応しています。
別セクションの社員と関わることもあり、例えば営業担当と一緒に契約前のお客様との打ち合わせに同席することも大切な仕事です。
松尾
私は今、神奈川県内の新築そっくりさんの工事長をしています。
メインの業務は二つ。ひとつは現場に職人さんを当て込むローテーションを組むこと。
もうひとつは住友不動産ハウジングとして高い品質を守ったマニュアルに沿って施工できているか検査し、お客様と決めた通りに事故なく安全に施工できているかのチェックをすることです。
樋口
よい家をお客様に引き渡すために、気を付けていることはありますか?
松尾
一番気を遣うのは、仕事上欠かせないパートナーである棟梁が困らないよう現場を整えることかな。現場の難易度やスケジュール、社員と職人さんの相性などのバランスをとりながら、力を発揮できるようにチームを組むことで工事の品質が上がっていきます。
工期全体のスケジュールを確認しながら、棟梁に仕事の切れ目なく発注できる体制をつくることも大事だよね。
組織の体制としては、僕の下に工事リーダー含め13名の社員がいます。注文住宅ではどうですか?
樋口
私の方はメンバーが工事リーダー含めて8名います。東京には工事長が5人いて、それぞれが7~8人のチームをまとめています。私はその中では年齢が一番下で先輩の工事長が4人いるので、困った時に相談しやすい環境です。
松尾
私も同じですよ。職人さんはみんな私より年上で経験値もある人たちばかり。技術的なニッチな部分や納まりについては「この人に聞こう」という頼れる人たちがいっぱいいます。


Q2「住友不動産ハウジング」設立で変化したことは?
かつては、ライバル関係。
今は人も知恵も繋がる
組織になりました。
樋口
私たちは同期入社で、しばらく別の事業本部で働いていましたが、「住友不動産ハウジング」として新築そっくりさんと注文住宅の事業が融合してから、さらに関わりが増えましたね。
松尾
新築そっくりさんと注文住宅は、これまで縦割りの組織でしたが、横の繋がりができるようになりましたよね。
例えば、新築そっくりさんでは在来軸組工法がメインですが、ツーバイフォー(2x4)工法のお客様もいらっしゃいます。樋口さんは注文住宅のツーバイフォー(2x4)工法に詳しい。わからない時は電話して「ちょっと教えてほしい!」って聞くなど、交流がすごくしやすくなった。
樋口
私も助かっていますよ。築20年〜30年のアフターメンテナンスの場面で、新築そっくりさんの知見を貸してもらいました。それぞれの事業のノウハウが掛け合わさって活かせるのはすごく品質が上がるなと。
松尾
確かに。これまでは新築そっくりさんと注文住宅は住友不動産の別の事業本部だったから、正直ちょっとライバルみたいな感じもあったよね(笑)。「あっちの売り上げに負けないぞ!」みたいな。でも今は「住友不動産ハウジング」として予算を達成しよう、一緒によいものを作ろうとみんなが同じ方向を向いていると感じるな。
樋口
さらに言えば、これからは知識だけでなく人材の交流も本格化していきますよね。
松尾
そうですね。新築そっくりさんと注文住宅で抱えていた職人さんが行き来することで、よりクオリティが上がっていく。社内でも注文住宅で30年選手のベテラン施工管理担当が新築そっくりさんに異動するなど、柔軟な動きが始まっています。これはワクワクするよね。
樋口
確かに。個人的には、社員はまず注文住宅を経験してから新築そっくりさんに異動するのが一番しっくりくると思う。新築の仕組みを知っていれば、リフォームでも応用が効くようになる。人が動くことで、情報の交流だけでなく「経験値の交流」ができるようになるのが楽しみです。


Q3この仕事のやりがいと、工事長として社員に伝えたいことは?
「あなたに頼んでよかった」
と言ってもらえる仕事。
住友不動産ハウジングと
一緒に成長して
いきましょう。
松尾
新築そっくりさんのやりがいは住宅が再生して、お客様の生活が劇的に変わる瞬間に立ち会えること。目に見える形で古い家が新しい家に生まれ変わるので、お客様から「自分の家じゃないみたい」とか「おかげさまで家の中が暖かくなったよ!」といった言葉をいただくと、工事中の苦労が報われる気がします。
樋口
そうだね。入社してから一貫していることですが、やっぱりお客様が喜んでいる顔を見たり、感謝の言葉を直接いただけるのが家づくりのやりがいだと思う。引き渡しのときに「あなたに頼んでよかった」と言ってもらえる仕事だから。
今は工事長として、メンバーがお客様から感謝されている姿を見ると嬉しいですね。松尾さんは工事長歴では私の大先輩。管理者としての苦労もあったのでは?
松尾
やっぱり担当者が一番困るのは、お客様の思いと現場の状況がぶつかってしまったとき。できること・できないことがある中で、さらにスケジュールも守らなくてはならない。そこをどうクリアしていくか、経験を踏まえて一緒に解決していくのが工事長の仕事だと思うんだよ。
樋口
そうだね。工事は全部オーダーメイドだから、毎回違う工夫や学びがある。その繰り返しで、社員の力が伸びていくよね。
松尾
特に、成長のポイントは「優先順位」と「スピード感」だと思う。仕事が10あったとしたらまず優先順位をつけて、今日中に3まで終わらせる、とか。そしてレスポンスを早くすること。簡単ではないことだけど、意識していけばだんだんとできるようになる。樋口さんはどう思う?
樋口
やっぱり「経験」がものをいうと思います。辛い経験も含めて、場数を踏んで乗り越えていくこと。もちろん一人ではなく、頼れる先輩や仲間がいますので、失敗を恐れずに難しい現場や新しいことにたくさん挑戦してみる、その機会を組織として用意することが大事かなと。
松尾
そのうえで、伸び方は人それぞれだと思わない?「干渉せず見守っている方が伸びる人」と「寄り添って一緒に伴走した方が伸びる人」がいる。そこを見極めて仕事を振り分けることも大事だよね。
樋口
わかるよ。私もメンバーとのミーティングを毎週行って、現場を複数担当したいのか、1つの現場に集中したいのか、個別に確認しながらマネジメントしています。
でも一番は、みんなが元気に働ける場所をつくりたいと思っています。のびのびとした環境づくりをして、毎日ニコニコ出社してくれればそれが一番いい(笑)。
松尾
いいね。そういう環境で、若い人たちを私たちのようなマネージャー層に育てたいですね。かつて自分が先輩たちにたくさん助けてもらったように、今度は自分が声をかけて育てていきたい。
Q4住友不動産ハウジングの良さはどんなところですか?
事業部を超えて協力しあい、最先端の建築技術を
追求できるところです。
松尾
まずは、人に恵まれた環境ですね。ストレートに意見を言ってくれる上司や、失敗しても次はどうすればよいかを一緒に考えてくれる先輩がいたから、今の自分があると思います。
あとは会社の規模ですね。コロナ禍でも給料カットがないなど、やはり大手の安心感がある。新築そっくりさんで言えば、知名度があるから人も集まるし、大規模なリフォームができる技術力もある。
別の視点では、評価制度もしっかりしている。年功序列ではなく実績や姿勢がきちんと評価され、ポストに就くこともできるのはよいところだと思います。
樋口
会社の規模が大きいからこそ、北海道のような寒冷地の建築ノウハウもわかるし、最新の断熱技術やDXも学べる。入社して17年経ちますが、どんどん新しい技術が入って進化していますよ。入社時は12ミリだった外壁の標準サイディングの厚みが、現在は1.5倍のものも取り扱っていたり、断熱材の1つであるグラスウールの性能もかなり高くなっています。外壁サイディングが厚くなることで耐久性が上がる、断熱材の性能が高くなることで夏は涼しく冬はあたたかくなるというお客様にとっての利点はもちろんですが、社員にとっても最高グレードの技術を知ることができるため、技術を極めたい人にはすごくよい環境ですよね。
また、施工管理としての深みもあります。職人さんの技術、例えばクロスのカッターの入れ方ひとつで仕上がりが変わるなど。家づくりのすごさを感じながら、お客様一人ひとり違う注文住宅を作り上げていくのは飽きないし、のめり込んでいく面白さがあります。
松尾
そう。とても深い仕事だと思います。その入り口に立つための教育も住友不動産ハウジングは手厚いですよね。
樋口
入社してすぐに家づくりの技術の基礎を教えてくれたよね。「QCDS-CS」というクオリティ、コスト、デリバリー(工程管理)、セーフティ(安全)、そして顧客満足(CS)の大切さを社員全員が理解して、追求している。
松尾
新築そっくりさんも注文住宅も、お客様からご好評いただいています。ふたつの事業が力を合わせることも当社の強みだし、楽しみの一つ。人が動き、技術が交わっていくことで、会社全体としてまた新しいことができるようになる。これからも協力して頑張っていきましょう。


